SMSの迷惑メールとは?メールの内容や対策について解説

近年ではLINEなどのチャットアプリが主流となり、スマートフォンのキャリアメールでやりとりする機会は少なくなりました。しかし、電話番号を利用するSMS(ショートメッセージサービス)は、SMS認証の普及により利用する機会が増えたといえます。
今までSMSに馴染みのなかった方も、近年SMSを利用する機会は多いのではないでしょうか。その際に気をつけるべき事項として、SMSの迷惑メールが挙げられます。

今回は、SMSの迷惑メールの概要を事例と併せて紹介し、SMSの迷惑メールに引っかかってしまった場合にどうなるのか、具体的な対策方法について解説します。

SMSでの迷惑メールってどのようなもの?

そもそも、SMSでの迷惑メールがどのようなものかご存知でしょうか。実際に受信した経験がある方もいると思いますが、主に実在する企業になりすまして詐欺を働くために送られる迷惑メールのことです。

SMSはスマートフォンや携帯電話の電話番号宛に送られてくるものです。こうしたSMSを利用した迷惑メールは、あなたのもとにも届く可能性は高いといえます。ここでは、よくあるSMSの迷惑メールの事例を紹介しますので、迷惑メールの判断基準として参考にしてみてください。

懸賞当選詐欺SMSの例

懸賞当選詐欺SMSは、なんらかの懸賞に当選したものとして、送りつけられてくる迷惑メールです。

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まさに「うまい話には裏がある」の典型的な例ですが、軽い気持ちで記載のURLにアクセスしてしまうと、後述するようなさまざまな不利益を被ることになります。

宅配便が届きました詐欺SMSの例

近年、特に注意すべきSMSの迷惑メールの一つです。宅配業者を装って送りつけられる迷惑メールとなります。

ご不在のため、お客さま宛のお荷物を持ち帰りました。再配達のご依頼はこちらから
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2018年頃から2020年の現在に至るまで、注意喚起され続けている事例の一つであり、ネットショップを利用する機会の増えた私たちを狙った巧妙な迷惑メールです。
実在する宅配業者のWebサイトに見せかけた偽のWebサイトとURLを用意するなど、思わずクリックしてしまいそうな迷惑メールですので、ご注意ください。

参考:宅配業者を語る偽ショートメッセージに関する相談が急増中(IPA)

架空請求SMSの例

主に利用していないはずのコンテンツ利用料を請求される迷惑メールです。

有料動画閲覧履歴があり未納料金が発生しています。本日中に連絡がない場合、法的手続きを取らせていただきます。03-xxxx-xxxx

「法的措置」「裁判を起こす」など、強い言葉で不安感を煽るメッセージ内容が特徴です。実際には、法的拘束力はない場合がほとんどです。しかし、不安でURLをクリックしてしまったり、記載されている電話番号にかけてしまったりする方もいますので、仮に届いたとしても、落ち着いて対処することが重要です。

もし、対処法がわからない場合や不安に思う場合は、ドコモの「ネットトラブルあんしんサポート」をぜひご活用ください。コールセンターにお電話いただければ専門スタッフが悩みをお聞きして、ネットトラブルの解決を全面的にサポートします。

SMSでの迷惑メールに引っかかるとどうなるのか

ここまでに紹介したようなSMSの迷惑メールに記載されているURLや電話番号にかけてしまった場合、具体的にどのような被害を受けるのでしょうか。
主に次の4つの被害にあうことが考えられます。

①個人情報の流出(クレジットカードの不正利用)

SMSの迷惑メールに記載されたURLをクリックすることで、フィッシングサイトに誘導されるケースが考えられます。その場合、企業の公式サイトに見せかけた偽のサイトが用意されており、氏名・住所・クレジットカード番号などの入力を求められるケースがあるのです。

「再度登録情報を入力してください」などの文言に従って入力してしまうと、個人情報の流出やクレジットカードの不正利用につながることも考えられます。

②アカウントの乗っ取り(不正アクセス)

①と同様にフィッシングサイトに誘導され、「アカウントが不正アクセスされたかもしれないため、IDとパスワードを入力してほしい」という旨の偽サイトで、アカウント情報の入力を求められるケースがあります。

ここでアカウント情報を入力してしまうと、正規のWebサイトで利用するあなたのアカウントが乗っ取られてしまい、不正に利用されてしまうかもしれません。

③金銭の搾取

架空請求の例に多いパターンです。主に電話で言葉巧みに誘導され、「指定する口座に振り込んでほしい」「ギフトカードを購入し、背面を撮影した画像を送ってほしい」という要求に応えてしまい、金銭を搾取されてしまったというケースがあります。

④さらに多くの迷惑メールが届く

①~③までの途中で違和感を覚え、実際に被害にあわなかったとしても、URLをクリック、個人情報を入力などの反応をしてしまうことで、「騙しやすい」という印象を持たれてしまう可能性があります。迷惑メールを送信している側からすると、騙しやすそうだと判断され、より多くの迷惑メールが届くことになってしまうかもしれません。

少なくとも、一度でもSMSの迷惑メールが届いたということは、すでに迷惑メールを送信するグループに電話番号が知られていることになります。そしてほかの迷惑メールを送信するグループとの間であなたの電話番号が共有されてしまい、さらに多くの迷惑メールが届く可能性があります。

SMSでの迷惑メールにやってはいけないことや対策方法

SMSの迷惑メールが届いた際、やってはいけないことがあります。それは、「迷惑メールに対して反応すること」です。具体的な内容と併せて、対策方法についても見ていきましょう。

やってはいけないこと

SMSの迷惑メールが届いた際、次に挙げる行為はやってはいけません。

・ SMSに記載されているURLを開く、電話番号に連絡する
・届いたSMSに返信する

これらの「反応」をすることで、迷惑メールを送信するグループはあなたのことを「騙しやすそうだ」と考えます。そうすると、先ほどもお話ししたとおり、さらに多くの迷惑メールが届く可能性があるのです。

また、記載されているURLにアクセスしたり、電話番号にかけたりすることであなたを騙すための次の段階に進んでしまいます。「フィッシングサイトで情報を入力させる」「言葉巧みに誘導する」という段階です。

そのため、SMSの迷惑メールが届いた際は、反応しないようにしましょう。

具体的な対策方法

SMSの迷惑メールに対しては、対策方法と予防方法があります。
対策方法としては次の2つの対応が有効です。

・ 読まずに削除する
・身に覚えのないSMSは無視する

「やってはいけないこと」でお話ししたとおり、「反応」することで被害にあう可能性が高まるため、反応しないことが最大の対策方法なのです。

また、予防方法としては次の2つの対策が考えられます。

・受信拒否設定をする
・セキュリティ対策アプリを導入する

そもそも、SMSの迷惑メールが届かなければ被害にあうこともありません。お使いのキャリアによって変わりますが、非通知のSMSを拒否したり、指定した電話番号以外のSMSを拒否したりする設定が可能です。

また、セキュリティ対策アプリのなかには、フィッシングサイトにアクセスした場合に注意喚起してくれるものもあります。

SMSの迷惑メールによる被害にあわないためにも、対策・予防を行いましょう。

SMSの迷惑メールに要注意!対策・予防はしっかりと

SMSの迷惑メールは、実在する企業になりすまして送られてくる場合が多いものです。安易に記載されているURLにアクセスしたり、電話番号にかけたりしてしまうと、個人情報の流出や金銭の搾取などの被害にあってしまうかもしれません。

原則として、SMSの迷惑メールには反応しないことが最大の対策方法であり、受信拒否設定などの予防を行うことで被害にあう可能性を減らせます。SMSの迷惑メールはいつあなたのもとに届くかわかりません。今のうちから対策・予防をしっかりと行いましょう。

このように、私たちの日常生活には皆さんが気づきにくいネットトラブルがたくさん潜んでいます。被害にあった、不安があり悩んでいる、といった際はドコモの「ネットトラブルあんしんサポート」をぜひご活用ください。コールセンターにお電話いただければ専門スタッフが悩みをお聞きして、ネットトラブルの解決を全面的にサポートします。ぜひ一度ご相談ください。

※こちらの記事はドコモの「ネットトラブルあんしんサポート」を未契約の方でもご覧いただける無料記事です。
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【監修】
株式会社エルテス デジタルリスクラボ編集部

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