パソコンがウイルスに感染?ちょっとまって!
それ本物のウイルスソフトですか?

パソコンやスマートフォンを操作中に、突然警告文が表示されたり、意味がわからないカタカナや英語だらけのメッセージが表示されたご経験はありませんか?操作に慣れていない人は不安になり、どう対応すればよいのか困ることもあるでしょう。

今回は、パソコン使用者の無知につけ込んで情報セキュリティに関する不安を煽り、モニター越しに相手を騙す詐欺の手口について解説していきます。

不安につけ込みあなたを狙う、
偽セキュリティソフトの脅威とは?

郊外在住の60代男性のAさんは、最近長く勤めた職場からリタイアし、余暇を楽しむために新たにパソコンを購入しました。セキュリティソフト等については、「後で必要と感じた時に導入すればよい」と考え、併せて購入・導入などは行いませんでした。

ある日、ネットでちょっとした調べ物をしていたところ、Aさんは思わぬトラブルに巻き込まれることになりました。あるWebサイトから新しいサイトを開くためのリンクをクリックしたところ、突然、「お客様のパソコンは、ウイルスに感染している可能性があります」という警告が画面に表示されたのです。今まででこうしたことは一度も経験したことがなく、Aさんはただただ不安になり、慌てるばかりでした。

画面に目をやると、「スキャン」を行うよう指示がなされていました。どうすればよいのかわからなくなって取り乱したAさんは、言われるがままに「スキャン」ボタンを押すしかありませんでした。すると立て続けに、「10個のウイルスが検出されました」、「ウイルスを駆除するためには、直ちに有料版を購入してください」などといったメッセージが現れました。

「今すぐにウイルスを除去しないと、取り返しのつかないことになってしまうんだ…!」と信じ切ってしまったAさんは、すぐさま個人情報とクレジットカード番号を入力し、10万円にもなるセキュリティソフトの購入をその場で決めました。

購入後、警告の画面は消えました。しかし、冷静さを取り戻したAさんは思うのでした。「そもそもこれは、本物のセキュリティソフトだったんだろうか…?偽物だったら、大変なことなのでは…!?」