ネット副業に潜む罠!
不審な要求をされる仕事やサービスには十分注意を

近年、インターネットの普及によりネット副業・在宅ワーク・テレワークなどが増えてきています。しかし、働き方の多様性が増す一方で、思わぬトラブルに巻き込まれるケースも急増しています。時間や場所にとらわれない、自由な働き方に潜む事件や犯罪被害のリスクについて確認してきましょう。

ネット副業で広がる収入増のチャンス
悪質な求人広告なども潜む

Aさんは、都内の某企業に勤める20代の男性です。平日は毎日遅くまで仕事をしていますが、収入は決して多いとは言えず、時間にもお金にも余裕のない毎日を送っていました。そんな生活が続くなか、Aさんはふと最近流行りの「ネット副業」に興味を持ちました。ネットサーフィンが好きなAさんは早速、土日だけでできる副業探しをはじめました。ある日Aさんの目に止まったのは、以下のような求人です。

「データ入力をしてくれるアルバイトさん募集!初めての方でも自宅でスグにできる簡単な作業!土日だけで収入20万円も可能!期間限定募集です。」

Aさんは体力にもあまり自信がなく、日々の仕事にも疲れ切っていました。在宅対応可能で、時間や場所も自由がきいて、しかもまとまったお金が得られるという内容はとても魅力的に思えました。この仕事に興味を持ったAさんは早速、求人が掲載されているホームページから応募しました。

「よし!これで土日の空き時間も稼ぐことができるぞ!」と喜ぶAさん。しかし、このあと事態は思わぬ方向に進んでいきます。

無事採用も決まったかと思いきや、ほどなくしてサイトの採用担当を名乗る人物から、Aさんに一本の電話がかかってきました。なんでも、アルバイトを始めるためには、はじめにシステムの使用料として20万円を振り込まなければならないというのです。

Aさんは少し迷いましたが、「今後仕事をするために必要ですし、順調にいけば1か月で簡単に元はとれますよ!」という呼びかけにも背中を押され、振り込みを決めました。「たしかに20万円なら、1か月で稼げる金額のはずだし、問題ないか。」と、あまり難しく考えずに早速20万円を指示通りに振り込みました。