誹謗中傷で損害賠償!?
ネットの書き込みには要注意!

インターネット上では、お互いの顔が見えないため、つい感情的な書き込みをしてしまうこともあるかもしれません。しかし、その書き込みや投稿によってどのような影響を及ぼすのかを想像できないと、取り返しのつかない事態に発展することも考えられます。

今回ご紹介する事例は、アルバイト先の会社の誹謗中傷を匿名掲示板に書き込んだところ、損害賠償事件にまで発展してしまった、という事例です。
なぜ、このような事例が起きてしまったのか、原因からトラブルに巻き込まれないための対処方法について解説していきます。

「気に入らない!言い負かしてやる!」が、
勤務先も巻き込む炎上の火種に

Aさんは20代の男性で、平日は都内のIT企業でアルバイト社員として働いています。
ある日、自宅でインターネット上の匿名掲示板を閲覧していると、自身が所属している会社について書き込まれているスレッドを発見しました。「どんな内容が書かれているのかな?」と興味本位で覗いてみると、そこには社員と思われる人物のこんな書き込みがありました。

「ボーナスゲット!今期はデスクでPCカタカタしてただけなのにありがたいわ~w」 「うちの会社バイトの子、ボーナス貰えないのマジでかわいそうwやってる内容ほぼ一緒w」

Aさんはこの書き込みを見て、アルバイトである自分がバカにされているような気がして、とても不快な気持ちになりました。日頃から上司との関係が上手くいっていないことや、他の社員と自分との待遇が違うことなどにも不満が溜まっていたAさん。「自分とは分からない形で仕返ししてやる!」と思い立ち、社員が書き込んでいると思われる匿名掲示板のスレッド上で、会社や社員への悪口となる書き込みをしてしまいます。

「無能なくせに、ボーナスとか貰って後ろめたくないんですか?」
「社員より仕事をこなしているのに、アルバイトには全く還元されない」
「自分は働きもせず遊んでばっかりの上層部」
「最近売上が全く伸びてないし、マジで将来性は無い。求職中の人は注意しな」

Aさんはこのような書き込みをし、なかにはさらに攻撃的なものや事実無根の出来事、対象となる社員が特定できる可能性のある投稿も含まれていました。しばらくこのスレッドに書き込みを続けていましたが、次第に別の会社の内情がメインの話題となったため、Aさんはフェードアウトしていきました。その後、このスレッドの存在も忘れていたそうです。