「簡単に借りられるから…」
SNSでお金を借りる危険性!
インターネットは非常に便利で、あなたの悩みや困りごとを解決する手段として利用できることもあるでしょう。しかし、ユーザーのなかには悪意を持った人間がいることを知っておかなければなりません。
今回ご紹介する事例は、SNS経由で簡単にお金が借りられる「個人間融資」でお金を借りた結果、法外な金額を請求されてしまった、という事例です。
なぜ、このような事例が起きてしまったのでしょうか。原因からトラブルに巻き込まれないための対処方法について解説していきます。
SNSを通じてお金を貸してもらえる個人間融資!
とっても危険なケースも
都内の大学に通う大学生のAさんは、学生生活を満喫する一方で、お金が足りない日々が続いていました。バイト代や親の仕送りだけでは足らず、金欠で悩んでいたそうです。
Aさんは、お金を借りられないかと考えながらも「親に心配はかけたくない。恥ずかしいし、友達にも相談したくない…。」と考えていました。
ある日、何気なくSNSを見ていたところ、「お金貸します。20歳以上、何かしら収入があれば確実に貸せます。融資ご希望の方は、DMください。 #融資 #お金貸します #秘密守ります #応援します」と投稿するアカウントを発見しました。
Aさんは「これなら誰にもバレないし、来月からバイトをたくさん入れる予定だから、すぐに返済もできるし良いかも!」と考え、アカウントにDMを送ったそうです。
(DMはDirect Messageの略で、指定のSNSアカウントにのみメッセージを送信する機能です。)
Aさんは「10万円を借りたい」と伝えたところ、アカウント主から次の情報を求められました。
- 免許証と学生証のコピー
- アルバイトをしている場合は、勤務先情報
- 振込先の口座情報
Aさんは「秘密は守る」という言葉を信用し、指示に従って各情報を伝えました。
後日、指定の口座にちゃんと10万円が振り込まれており、安堵したそうです。
しかし、返済期限が迫ったある日、例のアカウント主から、「特別対応利息を含む25万円を指定日までに振り込んでください。」とメッセージが届きました。