詐欺サイトとは?その手口や見わける方法・被害に遭わないためにできること

いわゆる「詐欺サイト」と呼ばれる悪質なWebサイトは年々手口が巧妙化しているため、被害件数は増加傾向にあります。詐欺サイトの代表的な手口や、公式サイトと見わける方法などを正しく把握しておき、被害に遭わないように注意しましょう。

そこで本記事では、詐欺サイトの代表的な手口や見わけ方、被害に遭わないために個人ができることなどについて詳しく解説していきます。

詐欺サイトとは?

そもそも詐欺サイトとは、悪意を持って作られたWebサイトのことを指しています。詐欺サイトは、金銭をだまし取ったり、個人情報を盗んだりすることを目的として作られた悪質なWebサイトです。そのため、詐欺サイトのなかには公式サイトと酷似しているものも多く、一見すると普通のショッピングサイトに見えるという特徴があります。

また、巧妙に作られている詐欺サイトの場合は、大手企業やオンラインバンキングに偽装して、ユーザーに「本物のサイトである」と信じ込ませるようなデザインになっています。

詐欺サイトの手口について解説

詐欺サイトには、代表的な手口がいくつかあります。ここからは、詐欺サイトのよくある手口について3点ほど見ていきましょう。

オンラインバンキングを装う

オンラインバンキングは「インターネットバンキング」とも呼ばれており、インターネットを介して金融機関と取引ができるサービスのことをいいます。いわゆる「オンラインバンキング詐欺」は、数ある詐欺サイトのなかでも比較的古くからある手口の一つといわれています。しかしながら、年々詐欺の手口が巧妙化しているという特徴があるため、現在でもオンラインバンキングをかたる詐欺被害は各地で多発しているのが実情です。

一口にオンラインバンキング詐欺といっても、手口は複数あります。たとえば、偽の銀行からメールが送られてきて、そこに記載してあるURLをクリックしたとしましょう。すると、普段利用しているオンラインバンキングのトップ画面を模倣した偽のホームページへと誘導されます。偽のホームページであることに気づかずに名前や暗証番号などの個人情報を入力したのち送信してしまうと、後日口座から預金が勝手に引き出されてしまいます。このような詐欺は「フィッシング詐欺」と呼ばれているものです。警察や金融機関はこの手口の詐欺に対して頻繁に注意を呼びかけているものの、被害は増加傾向にあります。

チケット転売詐欺サイト

チケット転売詐欺サイトも、増加傾向にある詐欺の手口です。一般的な話として、人気アーティストのコンサートやスポーツなどのチケットは、入手困難という特徴があります。抽選に外れるなどしたファンに「チケットを転売する」と話を持ちかけたうえで、偽装したチケットを送りつけるのがこの詐欺の手口です。これらのことから、チケットが入手できなかったファンの心理をたくみに利用したのがチケット転売詐欺といえるでしょう。

チケット転売詐欺に関しては、SNSなどを通して詐欺サイトへ誘導するのが最も有名な手口です。チケット転売詐欺に遭わないようにするためには、SNS上で個人取引をしないように心がけることが大切です。

ネット通販詐欺サイト

インターネットショッピングの流行にともなって増えていったのが「ネット通販詐欺」です。この詐欺は、偽のインターネットショップから商品を購入させて代金を振り込ませたにもかかわらず、商品は発送しないというものです。仮に手もとに商品が届いたとしても、それは偽物の商品であるため、消費者が騙されたことに変わりはありません。

また、ネット通販詐欺の場合、指定口座に代金を振り込ませたあとは、業者と連絡が取れなくなるケースがほとんどです。ネット通販詐欺サイトの被害に遭うと、名前やクレジットカード番号をはじめとする個人情報も盗まれてしまうこともあります。

詐欺サイトを見わけるには

詐欺被害に遭わないようにするために、詐欺サイトの見わけ方を理解しておきましょう。ここからは、詐欺サイトを見わける具体的な方法について4点ご紹介します。

サイトに不自然な日本語が使われている

サイト内に不自然な日本語が使われていたり、通常では使われていない旧字体が混じったりしている場合は、詐欺サイトの可能性が高いといえるでしょう。たとえば、「在庫量」や「365天受付」などの表現は、日本では使われることがないものです。

ほかに、グーグル翻訳を利用して日本語に翻訳したような片言の日本語を掲載しているサイトも、詐欺サイトの可能性があります。サイトをチェックして違和感があった場合は、速やかに利用を中止しましょう。

通常の価格よりも安い価格で売られている

詐欺サイトで販売されているブランド品などの商品は、通常の価格よりも安い値段で売られています。価格表示をチェックしたときに、値引き率が異常であるなどの問題があった場合は、詐欺サイトの可能性があります。

事業者名などの情報が不正確

ECサイトを運営するにあたっては、特定商取引法により事業者の名称や住所、電話番号などをサイト内に表示することが義務付けられています。そのため、サイト内をチェックしたときに事業者名や所在地などの情報に不備がある場合は、詐欺サイトと判断してよいでしょう。

支払い方法が限定されている

代金の支払い方法が銀行振込に限定されているサイトを利用した場合、料金を前払いさせる可能性が高いため注意が必要です。仮にクレジットカード・代金引換の利用も可能と表示されている場合でも、詐欺サイトの場合は「システムの故障」などの理由をつけて、銀行振込するよう誘導するケースもあります。

詐欺サイトの被害に遭わないためにできることについて解説

詐欺サイトの手口は年々複雑化・巧妙化していますが、消費者が適切な対処法を講じておけば被害を防ぐことができます。ここでは、詐欺サイトの被害に遭わないためにできることについて見ていきましょう。

詐欺サイトの情報をチェックする

被害に遭わないために、詐欺サイトの情報を定期的にチェックするという方法はとても有効です。消費者庁は「悪質な海外ウェブサイト一覧」として、リストを公表しています。このリストは誰でも閲覧できるため、ぜひ確認しておきましょう。

知らないサイトでむやみにショッピングをしない

ネットショッピングを楽しむ人はたくさんいますが、利用するにあたって「知らないサイトで買物をしない」という基本的なルールを徹底することは非常に重要です。利用する前には事業者情報はもちろんのこと、サイト自体が正規のものであるかどうかを必ずチェックしましょう。

ショッピングサイトを見たとき、URLが「https://」で始まっているか、「鍵マーク」が付いているかどうかなどの事柄は、サイトが安全なものであるかを見極める際の重要な要素となります。偽のショッピングサイトの場合でも、正規のロゴを掲載しているケースもあるため、サイトのロゴを見ただけで安全性は確認できないといえます。サイトを見ただけで安全性を判断しにくいときには、知らないサイトでのショッピングは控えるようにしましょう。

見覚えのないメールやSNSメッセージをうのみにしない

全く見覚えのないメールやSNSメッセージが送られてきた場合、その内容を信じてリンクを開くのはとても危険な行為です。軽い気持ちでクリックしてリンクを開いてしまうと、詐欺サイトへと誘導されるおそれがあります。リンクはクリックしないように気をつけましょう。

詐欺サイトの被害にもし遭ってしまったら

詐欺サイトは巧妙に作られています。そのため、どんなに気をつけていても被害に遭う可能性もあるでしょう。万が一被害に遭ってしまった場合の対処方法について理解しておき、被害を最小限に食い止めましょう。

警察や消費者センターに相談

詐欺サイトの被害に遭ってしまった場合は、警察や消費者センターに速やかに相談しましょう。相談するときには、取引した際の画面ややりとりをしたメール、相手の事業所名や住所などの情報を用意しておくとスムーズに話が進みます。
また、ドコモの「ネットトラブルあんしんサポート」でも、詐欺サイト被害のご相談に対応しています。専門スタッフが対応しますので、ぜひお気軽にご相談ください。

口座振込、クレジットカードで支払いをしてしまったら

料金の支払いをしてしまった場合は、クレジットカード会社や金融機関に速やかに連絡し、被害に遭ったと相談しましょう。状況によってはサービスの停止や、暗証番号の変更を行ったりした方がよいこともあります。

詐欺サイトに登録済みの個人情報を他サイトでも利用している場合は

詐欺サイトに登録している個人情報を、他サイトでも使いまわしている場合は、さらに被害が拡大する可能性もゼロではありません。そのため、メールアドレスやパスワードなどの情報は、すぐに変更しておきましょう。

まとめ

詐欺サイトはさまざまな種類があるだけでなく、年々新しい手口が確認されるという非常に悪質なものです。

そのため、最新の情報を入手して、被害に遭わないように気をつけることが大切です。特に、「知らないサイトで買物をしない」という基本的なルールを徹底しましょう。もし被害に遭ってしまったら、ドコモの「ネットトラブルあんしんサポート」をぜひご活用ください。コールセンターにお電話いただければ専門スタッフが悩みをお聞きして、ネットトラブルの解決を全面的にサポートします。ぜひ一度ご相談ください。