ハッキングとは?被害例や対策について解説

インターネットの普及にともない「ハッキング」という言葉を耳にする機会も増えてきたのではないでしょうか。

ハッキングでは悪意ある者によって情報が盗まれたり、改ざんされたりする被害が発生します。「自分は大丈夫」と思っていても、ハッキングの手口は年々巧みになってきているため、いつ被害に遭ってもおかしくない状況だといえるのです。

そこで今回は、ハッキングの概要と被害例、自分でできる効果的な対策をご紹介します。

ハッキングとは

ハッキングはIT用語として用いられる言葉で、特に悪い意味はありません。では、なぜ現在は悪いイメージとして浸透しているのでしょうか。

本来、ハッキングは、「解析して改変する」という行為をさす言葉として使います(システムやプログラムの改修など)。

しかしあるとき、サイバー攻撃をした悪意ある者が自らを「ハッカー」と名乗ったため、ハッキング=サイバー攻撃の一種として認識されるようになりました。

ハッカーとは、ハッキングをする技術者のことをさします。ハッカーについても悪いイメージはありませんでしたが、高度な技術を悪用する犯罪が増えてきたことで一気に悪いイメージが広がりました。

そのため、一般的な技術者を「ホワイトハッカー」と呼び、悪意のあるハッカーと区別するケースもあります。また、悪意のあるハッキングを「クラッキング」、悪意のあるハッカーを「クラッカー」と呼ぶ場合も少なくありません。

ハッキングの被害の例を紹介

ハッキングはサイバー攻撃の一種として認識されていますが、具体的にどのようなリスクがあるのか理解していない人も多いと思います。ここでは、ハッキングの代表的な被害例をご紹介します。

情報が盗まれる

企業や顧客、個人などの重要な情報が保存されているデータベースに侵入され、情報を盗まれるケースは非常によく見られます。少し前には某有名大学のデータベースが1か月以上にわたる攻撃を受け、約7万人分の個人情報が盗まれるという事件もありました。

また、サイバー攻撃の対象となるのはデータベースだけでなく、Webサイトやサーバー、スマートフォンなども同じです。オンラインショップでも、ハッカーの不正アクセスによりクレジットカード情報が流出した例は多いです。

公共のWi-Fiを使った通信が傍受・盗み見され、悪意を持った第三者に個人情報を知られてしまうケースもあります。

Webサイトを改ざんする

Webサイトに侵入され、サイトの内容や情報が書き換えられるということもあります。改ざんの内容としては、本来の内容と全く関係ない画像の貼りつけや、ウイルスを仕込んだリンクの埋め込みなどが一般的ですが、なかには正常な処理が行えないスクリプトを仕込むといったケースもあるようです。

いずれにせよ、こういった被害はWebサイトの管理者アカウントに不正アクセスされているか、Webサイトの脆弱性を狙った攻撃によって発生します。

サーバーの停止

Webサイトやデータベースではなく、サーバーを直接攻撃するというケースです。多くのWebサービスはサーバーを土台に成り立っているので、サーバーが停止してしまうとその間運営ができません。これにより売り上げが落ちたり、ユーザビリティが低下したりします。

サーバーを停止するための攻撃として、Webアプリケーションの脆弱性などを狙った攻撃やDDoS攻撃などがあります。なかでも、DDoSは比較的簡単なので(サーバー内へ侵入するよりも難度が低く、より攻撃しやすい)、近年では主流となっている攻撃です。

別の攻撃に悪用

ハッキングの被害は「ハッキングされた場所」だけに留まりません。たとえば、自分のパソコンがハッキングされてしまった場合、今度は自分のパソコンがほかの誰かへの攻撃に使われる可能性があります。こうすることで、ハッカーは素性を隠しやすくなるのです。

また、自分が運営するWebサイトにウイルスを仕込んだリンクを埋め込まれた場合、自分だけでなくサイトに訪れたユーザーも被害を受けてしまいます。

ハッキング対策にできること

インターネットは便利である反面、ハッキング被害に遭う可能性も秘めています。しかし、ハッキングのリスクはちょっとした工夫で大幅に減少できるので、さっそく以下の対策を徹底しましょう。

OSやアプリを最新の状態にする

OSやアプリは古くなると多くの脆弱性が見つかるようになり、ハッカーに狙われやすくなります。そのため定期的に更新を行い、常に新しい状態を保つようにしましょう。また、パソコンやスマートフォンが古い場合は新しいOSに対応できなかったり、サポートが受けられなくなったりします。

もちろん使えなくなるわけではありませんが、このような状態で使い続けるとハッキングのリスクが高まるため、思い切って新しい端末に買い替えることがおすすめです。

複雑なパスワードを設定する

ハッキングの手口は、ID・パスワードを使った不正侵入が入り口になるケースが比較的多いです。パスワードを忘れないように誕生日や名前、電話番号を使う人も多くいますが、覚えやすいパスワードほどハッカーにバレやすいといえます。

そのため、パスワードは必ず英数字とアルファベット、記号を組み合わせた内容で設定しておきましょう。

ただし、複数のアカウントで同じパスワードを使いまわすことは危険です。万が一パスワードが盗まれた場合、そのパスワードを使っていたすべてのアカウントにログインされてしまう可能性があります。そうならないためにも、アカウントごとに違うパスワードを設定するようにしましょう。

最新のセキュリティソフト・セキュリティ機能を活用する

ハッキングの手口は年々巧妙になっており、従来のセキュリティソフトで防げないケースも少なくありません。そのため、最新のハッキング手口が想定されている新しいセキュリティソフトを導入することがおすすめです。セキュリティソフトのなかには端末への不審なアクセスを監視したり、不正な通信を遮断してくれたりするものもあるため、ハッキング対策として高い効果が期待できます。

また、システムに実装されているセキュリティ機能を使うこともおすすめです。たとえば、1日にログインできる回数を制限したり、指紋や顔認証の有効化、位置情報などを多要素認証として設定したりすることで、不正ログインのリスクを減らしてハッキングの対策ができます。

まとめ

ハッキングとは、本来システムの解析やプログラムの改修を意味する言葉として使われていましたが、現在はサイバー攻撃の一種として認識されています。ハッキングの被害はさまざまですが、主に情報盗取、情報改ざん、攻撃の悪用があり、インターネットを使用するすべての人にリスクがあるといっても過言ではありません。

ハッキング被害に遭わないためにもハッキングの手口を理解し、普段からセキュリティ対策を徹底することが大切です。

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