SNSでの出会いに潜む危険とは?SNSを利用するときに注意しておきたいこと

現代はネット社会といわれており、多くの人がInstagramやTwitterなどのSNSを利用しています。SNSは誰でも簡単にはじめることができるだけでなく、「たくさんの人とつながれる」「気軽に投稿できる」などのメリットがあります。

しかし、これらのメリットがある一方で、SNSにはたくさんの危険が潜んでいます。SNSのユーザーのなかにはインターネット上での出会いを求めている人もいるため、個人が特定できないような使い方を心がけることが重要です。

そこで今回は、SNSでの出会いに潜む危険について紹介したうえで、SNSを利用する際の注意点について詳しく解説していきます。

SNSでの出会いに潜む危険とは

SNSの利用がきっかけとなって、思わぬ犯罪に巻き込まれてしまうケースがあとを絶ちません。ここでは、SNSでの出会いに潜んでいる危険について、具体的な事例を挙げながら紹介していきます。

手口例

SNSで知り合った相手のことを必要以上に信頼してしまい、言葉巧みに誘い出されると、犯罪被害に遭うおそれがあります。ここでは、実際に起こった被害事例について3点紹介します。本記事の手口例を確認して、自分自身や家族など、身近な人をSNSの危険から守りましょう。

・事例1:お子さまがSNSで出会った相手に会いに行き連絡が付かなくなった

何らかの悩みを抱えているお子さまのなかには、「家族や親しい友人には相談しにくい」「悩みを話すのが恥ずかしい」などの事情から、SNSで知り合った相手に相談を持ちかけるケースがあります。このようなケースでは、お子さまは親身になって相談に乗ってくれる相手に心を許してしまうため、相手から誘い出されると、深く考えずにみずから会いに行ってしまうことがあるのです。

お子さまと連絡が付かなくなったため家族が警察に相談したところ、SNSの記録から見ず知らずの相手に会いに行っていたことが発覚しました。同様の事例では、誘い出されて会いに行ってしまったがために、性的被害に遭ったり、誘拐事件に発展したりするなどの報告も多数あります。

・事例2:同性・同世代を装い共通の趣味を口実に誘い出す

SNSで知り合った相手と共通の趣味で盛り上がるということはよくあります。たとえば、アイドルやアニメなどの話題で盛り上がった相手が「会いたい」などと言ってきた場合、相手が「同性・同世代」と主張すると心を許してしまい、被害に遭うケースがあります。

この誘い出しはSNSに限ったものではありません。インターネットの掲示板やブログなどでも、同様の誘い出しの手口は確認されています。

・事例3:ゲームアプリを通じて意気投合して個別の交流につなげる

インターネットを楽しんでいる人のなかには、ゲームアプリの利用者も多いでしょう。ゲームアプリを介して知り合った相手と意気投合すると、その流れで個別の交流がはじまる場合があります。個別の交流につなげた結果相手の誘いに乗ってしまい、自宅に連れて行ったり、連れ回したりするなどの被害は非常に多く報告されています。

被害例

SNSで知り合った相手と会うことで実際に発生した被害例について、代表的なものを押さえておきましょう。

・誘拐

SNSを利用してターゲットを絞り、言葉巧みに誘い出す目的の一つとして誘拐が挙げられます。一例として、友人関係や家族関係に悩んでしまい、周りの人に相談できなかったがゆえにSNSに「家出したい」などの書き込みをした場合、「相談に乗るよ」などのメッセージをやりとりした相手に誘拐されてしまったという被害例は実際に多くあります。

・性的被害

SNSの利用がきっかけで、性的被害に遭うケースもあります。たとえば、SNS上で「人間関係を広げたい」と考えている人の場合、相手のプロフィールや書き込みを見たうえで、その人の性格などを判断して交流の仕方を決めるのではないでしょうか。

しかし、SNSに掲載されているプロフィールの名前や生年月日、性別などの情報はすべて嘘で、未成年や女性を誘い出す材料として利用している犯人はたくさんいます。SNSを介した性的被害は増加傾向にあり、「自分の裸の画像を送るよう指示される」「わいせつな行為を撮影され、ネットに流すと脅される」などは、SNSがきっかけとなって起こった性被害の代表的なものといえるでしょう。

SNSで出会った人が心のよりどころに?誘い出しに乗ってしまう理由

SNSで知り合った見ず知らずの相手でも、何度かやりとりをしていくうちに親しみを感じることもあるでしょう。しかし、SNSで出会う相手のなかには、「仲良くなってから誘い出してやろう」など、最初から悪意を持って近付いてくる相手もいます。

大人のなかには、「SNSで知り合った相手と実際に会うなんて信じられない」「どうして誘い出しに乗ってしまうのだろう」などと考える人もいるでしょう。しかし、ストレスを抱えていたり、安心するメッセージを送ってくれたりする相手に心を許してしまう人はたくさんいるのです。ここでは、SNSで出会った人の誘い出しに乗ってしまう理由について2点見ていきましょう。

インターネット上の見ず知らずの相手に悩みを聞いてほしい

悩みの内容によっては、「家族や親しい友人に相談しにくい」と感じることはめずらしくありません。また、個人が置かれている状況によっては、「そもそも悩みを聞いてもらうことすらできない」などの問題を抱えていることもあるでしょう。

これらのケースでは、インターネット上の見ず知らずの相手に悩みを聞いてもらったり、アドバイスを求めたりすることが考えられます。SNSで知り合った相手に悩みを打ち明け、共感などしてもらった場合、相手のことを信頼する気持ちが芽生えます。すると、簡単に誘い出しに乗ってしまうのです。仮に「誘い出しに乗ってはいけない」とわかっていても、「悩みを聞いてもらったから断れない」と考えてしまい、誘われるがままネット上の相手に会いに行ってしまう場合もあります。

リアルな生活で受けたストレスをネットで発散したい

リアルな生活でストレスを受けた場合、「どのように発散したらよいか」と悩んでいるお子さまはたくさんいます。思春期には友人関係の悩みを抱えていることもめずらしくなく、「どうせ家族は理解してくれない」とイライラしている場合、SNSに助けを求めることがあります。このような不安定な状態に目を付け、言葉巧みに誘い出す犯罪事例は多数報告されているのが実情です。

危険が潜む出会いも……SNSの利用で注意しておきたいこと

SNSの出会いには危険が潜んでいることもあります。そのため、SNSを利用する際には注意点を正しく理解しておきましょう。

SNSを利用するときの注意点

SNSを利用するときの注意点について、代表的なものを3点見ていきましょう。

・深入りはしないようにする

SNSでトラブルに巻き込まれないようにするためには、「深入りしない」というルールを徹底することがポイントです。SNSで誘い出しに乗ってしまった場合、重大な事件に巻き込まれる可能性は極めて高いといえます。そのため、「SNSで知り合った相手とは直接会わない」「誘い出しがあったらきっぱりと断る」など、SNSを利用するうえでの細かいルールについて今一度話し合っておきましょう。

・個人的なやりとりを含むDMは控える

SNSの利用で被害に遭わないためには、見ず知らずの相手と個人的なやりとりはしないようにしましょう。SNSで知り合った相手から突然DMが送られてくると、より親近感がわいてくることもあります。しかし、悪意を持ってSNSを利用している人のなかには、「ターゲットにDMを送ることによって個人情報を聞き出して、言葉巧みに誘い出そう」とたくらんでいる人もいます。そのため、見ず知らずの相手とDMで個人的なやりとりを行うのは控えることがポイントです。

・個人情報を相手に送らない

SNSでは、見ず知らずの相手に個人情報を送らないように気を付けましょう。住所などの個人情報を伝えてしまうと、ストーカー被害に遭ったり、部屋に盗聴器を仕掛けられたりするなどの事件につながる可能性もあります。

親ができる対策

お子さまがインターネットを利用している場合、親だからこそ行える対策があります。

・スマートフォンのフィルタリング機能を使う

フィルタリング機能を使うと、アダルトや出会いなど、お子さまにとって不適切なサイトへのアクセスを制限することができます。この機能はお子さまの年齢に応じて制限レベルの設定が可能です。

・ペアレンタルコントロール機能を設定する

SNS犯罪からお子さまを守るためには、ペアレンタルコントロール機能も設定しておきましょう。この機能は、保護者がお子さまにとって不適切なサイトの利用を制限できるものであり、出会い系サイトや暴力的なコンテンツなどをブロックします。

まとめ

SNSの出会いには危険もあるため、特に、お子さまがインターネットを利用している場合は、誘い出しの被害実態について最新の情報を理解しておく必要があります。また、SNSの利用で被害に遭わないためには、「個人情報を相手に送ることは控える」「DMは控える」などのルールを徹底しましょう。

このように、私たちの日常生活には気付きにくいネットトラブルがたくさん潜んでいます。被害に遭った、不安があり悩んでいる、といった際はドコモの「ネットトラブルあんしんサポート」をぜひご活用ください。コールセンターにお電話いただければ専門スタッフが悩みをお聞きして、ネットトラブルの解決を全面的にサポートします。ぜひ一度ご相談ください。